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和雑貨美輪 〈新垣製陶所〉七代目 新垣勲
沖縄 壷屋焼の窯元、新垣製陶所

新垣勲

現代の名工 新垣勲

沖縄随一の賑わいをみせる国際通りを少し入ったところにある、ゆるやかな時間の流れを感じさせる石畳道。赤瓦の屋根が目を引く昔ながらの建物や、魔除け獅子「シーサー」が旅人を迎えます。

ひめゆり通り(国道330号線)まで続く、この「壺屋やちむん通り」をしばらく散策すると、右手に壺屋陶器事業協同組合があり、そこを脇に入ったところにあるのが新垣製陶所

新垣製陶所の工房主である新垣勲さんは、「民藝」の柳宗悦氏や濱田庄司氏らとの交友のあった栄徳さんを祖父に、金城次郎氏・小橋川永昌氏らと共に壺屋の三人衆と呼ばれた栄三郎さんを父に持つ、現代の名工、日本伝統工芸士の一人です。

勲さんの奥様が笑顔で出迎えてくれる工房内のギャラリーに入ると、まず目を奪わるのが鮮烈な赤い器たち。

赤絵は釉薬をかけて一度焼いた陶磁器に赤や緑の絵付けをし、再び窯にいれて焼いたもので、作品には勲さんの熟達した手彫りの装飾、線彫が施され、おおらかな絵柄はのびのびと描かれており、とりわけ魚文は生命感に溢れています。


赤絵壷屋焼


顔料には、赤は酸化鉄を精製したベンガラ、緑は酸化銅を精製したもの、青にはコバルトを使うが色の濃淡にも新垣さん独自の工夫が凝らされており、個性的な色彩を調和させています。

壺屋には「見て学べ」という言葉があり、新垣さんも父・栄三郎さんから幼少の頃から何度となく聞かされた言葉でもあったようです。
新垣さんは大阪で工芸デザインを学んだあと、家業の陶芸の道を歩み始めるが、見て学べの世界だけに何も教えてもらえなかった。

薪を運搬したり、土を運んだりする雑用をこなしながら、陶工たちの手先をみて、その技法を学び取っていった。ロクロは職人の数だけしかなかったので、職人が帰ったあとに自分で練習するしかなかったといいます。
「先輩たちの手の動きをみなさい。形をつくるときにどう手がうごいているのか。自分で考えながら見ることが大事だ」と、それが父親の口癖だった。
そんな中で、新垣さんは何人もの職人の技を見て、何度も失敗を繰り返しながら自分なりの形を作りあげていったのです。


新垣貴史 新垣文啓

そして今、その勲さんの手を見つめる職人。息子の貴史さん、文啓さんたちは、壷屋の伝統を継承しながらもそれぞれの器作りに挑戦している。

独特の魚文や装飾的な唐草といった伝統のモチーフを新しい解釈で作品に反映させています。

和雑貨美輪では、可能な限り現地で作品を厳選しておりますが、日々新しい作品が生まれておりますので、近くにお越しの際には、新垣勲さんのあたたかな人柄に包まれる新垣製陶所にぜひ立ち寄ってみてください。
※新垣製陶所確認の上、沖縄タイムスより一部抜粋


新垣勲作品
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手彫りのおおらかな絵柄はあたたかく、とりわけ子だくさんを象徴する魚文はとても縁起が良いです。

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